NUnit 2.5 の導入 Step by Step
※ 初出: biac の それさえもおそらくは幸せな日々@nifty 「NUnit 2.5 がリリースされているので、 Windows 7 RC に入れてみた。」 ( 2009/05/25 ) ( 一部修正 )
※ NUnit V2 系の最新バージョンの配布サイトはこちらです。 ⇒ NUnit V2 Test Framework in Launchpad
NUnit リリース版の 2.5.0.9122 をインストールしてみます。 OS は Windows 7 RC を使いましたが、 それ以前の Windows でも同様です。
ダウンロードしてきた NUnit-2.5.0.9122.msi を右クリックして 「インストール」 を指示すると、 インストーラが立ち上がります。
※ より新しいバージョンが出ていますので、 そちらをインストールされることをお勧めします。 ただし、 以下の説明と異なる部分があるかもしれません。
並列同時テスト ( PNunit Runner ) や .NET 1.1 のサポートを選びたければ、 ここで [Custom] を選びます。
NUnit のインストールが終わりました。 起動してバージョンダイアログを出したところ。
Express Edition を含む Visual Studio を使っている場合は、 忘れずに次の設定をやっておきましょう。
メニューの [Tools] - [Settings...]
[IDE Support] で [Enable Visual Studio Support] にチェックを入れます。 これで、 Visual Studio のプロジェクトファイル ( *.vbproj や *.csproj など ) やソリューションファイル ( *.sln ) を読み込めるようになります。
では、 一緒にインストールされたサンプルソースを使ってみます。 サンプルは、 インストールしたドライブの \Program Files\NUnit 2.5\samples にあります。 VB のサンプルにしましょうか。
\Program Files\NUnit 2.5\samples\vb フォルダを、 作業場所にコピーします。 ( コピーしないと、 "Program Files" の下ですから、 操作するのに管理者権限が必要になっちゃいます。 )
そうしたら、 Visual Studio ( Visual Basic 2008 Expess Edition を使いました ) を開いて、 vb フォルダにある vb-samples.sln を開きます。 このソリューションファイルは古い形式で作られているため、 自動的にアップグレードウィザードが立ち上がりますので、 指示に従ってコンバートします。
ソリューションが開いたところで、 もうひとつ罠が待っていました。 参照設定されている nunit.framework が、 ver.1.1 のままなのです。 プロジェクトごとに、 参照設定から一度 nunit.framework を削除して、 再び ( こんどは 2.0 の ) nunit.framework を追加してあげます。
これで、 フルビルドが通るはずです。 ビルドできたら、 ようやく NUnit の出番です。
NUnit GUI を起動し、 メニュー [File] - [Open Project...] から、 さきほどの vb-samples.sln を読み込ませます。 ( 上述の IDE Support オプションにチェックを入れていないと、 ここで *.sln ファイルが見えません。 )
読み込めたら、 [Run] ボタンをクリックして…
このように、 赤や緑に変わったら、 ユニットテストの実行は出来ています。 左側の緑丸は成功したテストを、 赤丸に×印は失敗したテストを表しています。